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新着情報:2007年05月28日分

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2007年05月28日:歯内治療(根管治療)症例報告

 

当院で治療した、歯内治療(根管治療)の1症例をご覧頂きます。


50代男性

左下6番(歯並びの中央から数えて6番目の歯)の歯内治療(根管治療)

   患者さんの訴え;数年前からよく腫れる
             5~6年前に治療してから 膿みの通路が治っていないようだ。
 

RIMG0350.JPG


((処置開始))     
  金属の被せ物を除去し、膿みの出口から、細長くて、軟らかい、爪楊枝状のものを挿入してX線写真を撮り、膿みの元がどこにあるかの診断の一助とします。
  
RIMG0351.JPG


 


   
  

するとこの場合、遠心根(画面上の右側の根)の先端に生みの元があることが考えられます。
  近心根(画面上左側)は問題無いと考えられますが、神経の治療をする時は、両方の根を
治療することが原則です。

  次に、根管の中に詰めてある、ガッタパーチャという軟らかい樹脂を、根管を傷つけないように慎重に除去します。
  根管内を 根の先端まで 慎重に 根管拡大(根管の中の空間を専門の機械、道具、薬剤 を駆使してきれいに清掃、根の中を無菌化することを目指します)します。

  すると 遠心根の中は、たくさんの細菌がいることが 根管の中を治療してみて、明らかになりました。 一本の歯に 根管(神経の管)は、4本ありました。     

この治療の1週後には膿みの出口は  今までどこにそれがあったのか判らないほどに 周囲の粘膜はきれいに 治っていました。

  3回根管貼薬(根管の中の薬を変えること)した後、根管充填(根管の中に最終的な詰め物をすること)しました。この時、根管治療をはじめて、ちょうど1ヶ月でした。
     その時のX線写真です。
4本の根管の先端まで、緊密にしっかりと充填できています。

RIMG0352.JPG

  


その後、1週毎に来院して頂き、治療開始後、2ヶ月でパラジウム クラウン(健康保険適応の、いわゆる銀歯)を被せました。  

RIMG0353.JPG

 
 


被せた後、3年2ヶ月後のX線写真です。
 患者さまによると、治療終了後、膿みの出口が見られる事は 一度も無いし、よく噛めるとのことでした。治療した歯は、一番左に写っています。
   RIMG0321.JPG
  

 

 

3年前のX線写真では、遠心根の先端の周りが少し黒く写っています(これは遠心根の先端の骨が、根管の中の細菌性物質などにより、炎症をおこし、溶けてしまったからなのです)。 
  3年経過後は 遠心根の先端周囲は 他の歯や近心根の先端と同じくらい骨が再生しているのが
分かります。
   
     追補;
 この方が当院 初診でいらしゃった時、右下大臼歯6番7番(いわゆる奥歯)が無い状態でした。
  
RIMG0354.JPG

 


この場合、この欠損部に歯の代わりのものを補綴する(入れる)としたら、部分入れ歯か、インプラントになります。最後方に歯が無いので、ブリッジは出来ません。


 どちらにするか、両方のやり方のメリット、デメリットを説明させていただき、インプラントを2本間埋 入することになりました。埋入直後のX線写真です。
 
RIMG0355.JPG

埋入後、3ヶ月で、インプラントに上部構造を 装着し、被せ物をする為に、型採りし、(印象採得といいます)、被せ物を装着しました。
RIMG0356.JPG


  小坂 俊彦